献血のはなし

 

献血をしてみたかった。

なんでかっていうと、

おねえちゃんがやってたから

血液で人が救われるっていいことした気持ちになるから

血を抜かれたかったから

自分に新しい血ができて身体に良いから

思いつくのはこれくらい。

 


だけど、わたしの身長からいうと全血献血400やるには体重がまずクリアできなかった。

一度福岡市役所前で呼びかけをやっている学生を見かけてゲリラで行ってみた。

まぁ全量でなくてもいいし、体重もしかしたらギリいけるかなって時だったので

体重が微妙なんですけど、、というと体重測らされて、あと1キロって感じでジュース渡されて帰った。

 


やはり体重を増やさなければ。

 

 

 

そのために体重を増やしたわけではないけど、ここ半年で人生最重量に突破した。

だいぶデブ。

身体が重たいもん。

自覚はあった。

一人暮らしをして体重計のない生活を送っていたので、実家に帰って恐る恐る測るとまぁ現実が……!

 


いやー、こりゃ痩せなきゃやばい。

まてまて、これで献血いけるぞ!!

よっしゃ、献血行くぞー!

 


体重もクリア。

常用してるお薬もクリア。

ワクチンもクリア。

注意事項諸々読んでクリア。

 


ラブラッドというアプリをとって博多駅バスターミナルの献血センターに予約した。

この週末は献血だ。

ワクワクしてた。

 


何も怖いとは思わなかった。

針が太いとか終わったらフラフラするとか

いろいろ脅されたけど、

そんなの全然平気。

何年もの間、やってみたかったことがやっとできるんだーの気持ちが大きかった。

 

 

 

問診を受けて血圧測って、

最後腕みます〜と看護師(?)さんに言われ、

このために着てきたゆったりとした服を腕まくりした。

そうすると、看護師さんが「あーー病院で何か言われたりしますか?」

私「採血する時よく探されます」

看護師さん「うんーー、出てこないねーー

うんーー」

すごい嫌な予感がする。

後ろからお局っぽい看護師さんも出てきて、

いろいろ縛ったり、手をにぎにぎしたりしたものの、

看護師さんが「血管が細くてとれませんね。。申し訳ありません。」

んんん?

たしかに採血されるときなかなかとれなかったりするけど、たまに手の甲から取られるときあるけど、、

どうやら献血の針は噂通りぶっといらしく、

手の甲から取ることができないそうだ。

それは知らなかったが、まさか取れませんとまで言われるとは思わなんだ。

「予約までしてくださったのにすみません。

鍛えると血管も太くなってきますよ!」

と言われて結局献血はできず、

献血回数0回の文字が刻まれた献血カードのみ受け取った。

 

 

一大イベントが空振りに終わり、おなかが空いた私は、同じ階にあるパンチョのナポたまというカルボナーラナポリタンが合体した超絶ハイカロリー爆弾を食べて帰った。

 


体重ふやして、クリアしたかと思えば、

次は鍛えなければいけなくなった。

 


私の献血デビューはまだ先になりそうだ……

 

ちなみにつしまみれ献血ソングがとてもかっこいいのでぜひいろんなひとに聴いてほしい。

 

https://youtu.be/Za-XgvERpOg