mamekurogouchiデビューを果たしたニットワンピースを別もんにした話④完結

 

 

前回のお話はこちらから


mamekurogouchiデビューを果たしたニットワンピースを別もんにした話③ - ふくつうがいたい (hatenablog.com)

 

 

少し本編とは話がそれるが、話の続きを書くこととする。

 

 

 

2022年12月24日 世間はクリスマスイブである。

コロナウイルスにかかった私は
頭のサイズを測ることなく高熱にうなされ、
咳もひどく夜もねむれない年末年始を過ごした。

 

仕事も年末年始休みにかかるため、早めの休みへ。

 

最悪だ。

2.3日で熱が引くかと思いきや4日、5日となかなかひかない。

みきのてさんになにも返事を返してないのはまずいと思ったので
私事ながら事情を話し、ボンネット作成は待ってもらうことができた。。

 

 

しかしコロナウイルスはこんなに粘着質なのか。
しぶといやつだ。


タミフルみたいに特効薬的なものがないため、
医者にかかってももらう薬は総合感冒薬と咳止め、そして解熱剤

ただの風邪薬じゃねーか!
と体調が悪いせいかイライラしながらとにかく療養するしかない。

 

あまりにもよくならないので
もしかしてインフルエンザじゃないのか?ともおもいつつ、
医者にインフルエンザの検査もしてもらったが、
陰性。インフルエンザにはかかっていなかった。



ありがたいことによく聞かれる「味覚や嗅覚の異常」は見られなかったため
めちゃくちゃ食べた。
食欲はもりもり。

食べては寝て、食べては寝ての繰り返し。

 

1週間たってくると、熱も引いてきて体が軽くなってきた。
だけど2週間は隔離期間。

そこからがまたひまでひまでしょうがない。

テレビを見たり、マンガを読んだり、
なにかやることはないかと思っていたところ、
ふと思いついた。

 

「編み物をしてみよう」

 

いままでみきのてさんとやり取りをしてきて、超絶不器用な私でもさすがに興味は沸いた。

その昔、はるか昔・・・
中学生くらいの頃、編んでみたいと思って挫折した経験があった
その名残のある毛糸と棒。。。

ネットの編み物上手な人や母に教えてもらいながら
表編み、、裏編み・・・あっ抜けた!とか言いながら

 

写真がこれしかない

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それでも覚えてしまえばこっちのもんで、
ひたすらに編み続けた結果、
ネックウォーマー的なものが完成した。

 

毛糸が少なかったので首一周分しか作れなかった。

それでもやり始めるとずっとやるタイプなのかもしれない。

それとも時間が有り余っていたからやり続けることができたのかもしれない。

いずれにしても、私が編み物で一つ何かを作るなんて想像していなかった。

 

今回の件で毛糸がどうやって身に着けるものになるのか、
着ていたものが糸玉になっていく過程を見続けたから、
やってみたいとも思えたのだし、作ることができたのだとおもう。

 

実際つけてみるとチクチクして痛かったから身に着けなさそうだけど、
作ったという事実のほうが私にとっては重要だった。

 

たのしかった。

 

それだけで今回の編み物は充分。

 

体調も良くなり私は頭のサイズを測りみきのてさんに連絡を取った。

 

新しい年になり、
2022年から2023年へ

 

本題

2023年1月11日

早速ボンネットの製作に取り掛かってくださって
その間も透け感の調整で2本一緒に編んでもらう方法や、4本一緒に編んでもらう方法を試してもらい、写真も随時見せてもらった。

 

現在使用しているかぎ針が、いちばん細いものになるので、目をつめるためには、編む糸を増やすことになりそうです。

先日画像をお送りした分は、2本一緒にあんだものでしたが、試しに4本一緒に編んでみました。
先日編んだものと比較した画像(1枚目、2枚目)がありますので、ご確認くださいませ。
どのくらい透けるかは3枚目の画像をご確認ください。

4本一緒に編む場合、少し強度が増すので、段々模様のようなうね編みという編み方もでき、そのほうが、より透けないかなと感じました。
(画像4枚目参照)

目をつめた感じにするのはこの辺が限界のように思われます。
もし、もう少し詰まった感じがいいなぁと言う場合は、棒針編み、レース編み、または機械編みが、できる方に依頼をするという選択肢もありかなぁと思います。

 

 

 

わたしはこれをみて

「4本中長編みでお願いします!」

と答えた。

 

1月22日

進捗のご報告です
本体がほぼ完成いたしました
あと、お顔周りと、首周りの縁を編みます。

お顔周りの縁は、2枚目画像のような感じで編んでおります。
隙間が見えると思うのですが、そこにジグザグに紐を通すような感じです。

首周りの縁は、お顔周りのような感じではなく、シンプルにまっすぐ処理をしたいと思っております。

あとは、首周りの少し上あたりに、ゴールドの糸で飾りを縫います

 

すごいね。すごいよね(語彙力)

 

しかしここで、ゴールドの×ラインを入れることができないと判明。

 

太めのラインを入れてもらうことはできないか聞いてみると
糸の縮れが強く安定して入れることができないそうだった。


いろいろと試してもらって、5mmのラインを2本入れてもらうことにした。

 

そして

1月24日

遂に完成

 


残った毛玉ちゃんたちも送ってもらうことにした。
せっかくだからこの冬なにか作れたらいいな~~~。

糸自体は上等だからね、シルクも入ってるし。

 

2023年1月30日

私の手元に到着
なんと、ホワイトのリストウォーマーまでつけてくれていた!!

 

これがまたネイビーのボンネットと合わせるとかわいいのなんの。

ネイビー×白ってめちゃくちゃかわいいんだよね。

 

あらためて、みきのてさん

約3か月という長い時間携わっていただき、
ありがとうございました。

 

着れなくなったからって捨てないでよかった。

あきらめないでよかった。

みんなも大切なお洋服、できるんだったら最大限に活用してあげてほしいな。

捨てるという選択肢を少しでも減らして、
新しいものにするっていうことが広まっていったらいいなと思う。

 

 

この話とは少し違うかもしれないけど
SDGsって取り組みも今すごく言われているし、
ハイブランドでさえ、毛皮を廃止する取り組みもしてる。
もう、動物の毛皮をつかった商品が一級品といわれる時代ではないのかもしれない。

本革やリアルファーが悪とは言わない。

私はお肉だった食べるし、本革の財布や鞄、シューズも持ってる。

ラクーンのニットだって毎年着てる。

 

 

それらと共存し、
リサイクルナイロン、ヴィーガンレザー、そのほかにも環境や自然に配慮したものをつかうことで私たちが消費するだけでない世界になっていくことを願い、
新しく買ったものはボロボロになるまで使う、一生使うくらいの気持ちで、
身につけるものたちと向き合いたい。

 

 

 

というわけで、

 

これがmamekurogouchiデビューを果たしたニットワンピースを別もんにした話である。